この記事では、これは読んでほしい!と思う「悪役令嬢」作品を厳選してピックアップしました!
(順不同)
ギャフン&スカッと感の強い作品・聖女関連の作品・溺愛される作品などは、別の特集を組むため除外しています。
- 1 悪役令嬢ですが、幸せになってみせますわ! アンソロジーコミック
- 2 悲劇の元凶となる最強外道ラスボス女王は民の為に尽くします。
- 3 元、落ちこぼれ公爵令嬢です。THE COMIC
- 4 残念令嬢 〜悪役令嬢に転生したので、残念な方向で応戦します〜
- 5 悪役令嬢の怠惰な溜め息
- 6 公爵令嬢の嗜み
- 7 婚約破棄の悪意は娼館からお返しします
- 8 追放悪役令嬢の旦那様
- 9 勿論、慰謝料請求いたします
- 10 悪役令嬢なのでラスボスを飼ってみました
- 11 乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…
- 12 悪役令嬢転生おじさん
- 13 自称悪役令嬢な婚約者の観察記録。
- 14 私は悪役令嬢なんかじゃないっ!!闇使いだからって必ずしも悪役だと思うなよ
悪役令嬢ですが、幸せになってみせますわ! アンソロジーコミック
この作品は、この記事を書いている現在ではすでに7冊配信されていて、それぞれに色々な作者さんの作品が収録されています。
様々な作品がそれぞれの作家さんに描かれていますから、違った面白さを1冊の中で楽しむことができるのがいいですね。
そして、いくつかの作品は、それぞれ単発で販売されています。
特に人気が高くて読んでおきたいのは2作品!
- 婚約破棄を持ちかけられて十数年、そこまで言うなら破棄しましょう!
- 悪の華道を行きましょう
さらに、同じ一迅社発行の派生アンソロジーもおすすめ!
他にも種類はありますが、個人的には上記作品が好きです。
悲劇の元凶となる最強外道ラスボス女王は民の為に尽くします。
この作品は、悪役令嬢どころか乙女ゲームの外道ラスボスに転生してしまうお話。
主人公のプライドは、ヒロインの妹・ティアラや義弟となるステイルなどの攻略対象者に心に傷が残るようなにひどいことをし、10年後には国を崩壊させる人物。
前世の記憶を思い出したプライドは、他の悪役令嬢作品とは違って、断罪されるのではなくてする側なんですよね。だから、同じように運命を変えてやる!って思っても、その意味が違います。
そこが面白い!!
彼女は、めちゃくちゃいい人なんですよ。
だから、ゲームの通りに進む日々の中で、ゲームの中の自分がやらかしたひどいことを思い出しては辛い思いをするんです。
そして、次々とゲームとは真逆の行動で人々を救っていくんだけど…
彼女は、ゲームの強制力を恐て、いざとなったら自分を殺すようにと側にいる人物に言ったりするんです。国と大切な人々をを守るために…
彼女の側にいるティアラ・ステイル・騎士となるアーサーたちは、プライドを尊敬して忠誠を誓うほどになっているので、よりプライドを守ろうと思うんです。
起こる事件もほのぼの系ではなく本格的なので、見どころ満載です。
元、落ちこぼれ公爵令嬢です。THE COMIC
まず前提として、この作品の主人公クレアは、異世界に転生したというよりも、行ったり来たりできる状態になっています。魔力を放出仕切った時に、ゲームをしている時の自分に戻るって感じですね。
そして異世界では、第一王子から婚約破棄を予告され、周りの人からは悪役だと思われ、寄宿舎の部屋も次期生徒会長の椅子も奪われてしまうクレア。
しかも、父親や兄たちからも落ちこぼれ扱いをされます。
妹・シャーロットに陥れられたと気づいたクレアは、ひとりでこっそり新天地へと逃げ出します。そこで、大国パフィーとの王子・ヴィークと仲間たちに会い、新たな人生を歩みだすことに…
その後は、実はクレアがすごい力を持つ聖女だとわかったり、ヴィークと恋をして婚約者になったり、飛び出した祖国に行って婚約したことを報告したりと、次々と楽しみな展開になるのでサクサク読めてしまいます。
3巻の最後は、婚約の報告をクレアの祖国の王・王子・クレアの父親にヴィークが報告し、落ちこぼれ発言に文句を行ったところで終了。
だけど、この作品はこんなもんじゃないんですよね~。
私は先取りして読んでいるのだけど、ここからがまたすごい展開になっていきます。
シャーロットに攻撃されて、ヴィークと騎士のリュイが生死をさまよう危機的な状況になったり…
なんとかふたりを救いたいクレアは、自らゲームのセーブデータを利用して、被害に合う前からやり直そうとしたり…
もう続きが知りたくてしょうがないですね!
残念令嬢 〜悪役令嬢に転生したので、残念な方向で応戦します〜
実はこの作品、珍しい設定みたいだな~って感じで、あまり期待せずに読んだんですよ。ところが、すっごく面白かったです。というか、可愛い!
まず最初は、4人の令嬢がお茶会をしているシーンから始まります。
4人とも黒髪で黒目。同じ乙女ゲームのシリーズ全4作の悪役令嬢でした。
それを知った4人は、それぞれ運命を変えようとがんばるのだけど、シリーズ3作目の悪役令嬢たちはみな断罪ルートへ。とはいえ、まぁそこそこ普通に生きていけるような状態。
ところが4作目だけは、結末が死ぬことになってしまうため、必死です。
その悪役令嬢が、イリス。
剣を習ったり、顔に傷のお化粧をしたり、起き上がりこぼしかよ!ってつっこみたくなるような残念ドレスを着たり、攻略対象・レイナルドとの婚約を阻止するために、協力者・ヘンリーが好きだと公言したりしますね。
笑っちゃうようなドレスを着ているのに、なぜか可愛くてしかたがないんですよ(笑)
本当の姿を見たり、彼女の素直さや可愛さを知ったヘンリーは、当然ながら好意を持つようになったのでは?という感じだけど、なぜかドン引きさせるはずのレイナルドもしつこく寄ってきたりして…
最後は、ヒロインのリリアナから逆にいじめをされたり、脇役のセシリアがシナリオに沿った苦言をしてきたりして、彼女は転生者なのか?ってところで終了。
主人公の可愛さが見どころの作品ですが、次巻からはストーリーも期待しちゃいます。
悪役令嬢の怠惰な溜め息
ある日、プレイしていた乙女ゲームの悪役令嬢・エセリアに転生してしまったアラサーのお話。
まず最初の見どころは、このエセリアの娯楽の普及活動ですね。
娯楽がないことが苦痛で、オセロ・けん玉・すごろくなどを発案!
BL小説まで普及させちゃったうえに、その流れから銀行まで作っちゃう!
ところが、やはりゲームどおりに第一王子のグラディクトとの婚約が決まってしまって…バッドエンドは回避したいけれど、王太子妃になるのも嫌だと思うセリア。
そして、周りの仲間達を巻き込んで、グラディクトとの婚約を解消するために動き出します。それが2巻以降の見どころですね。
グラディクトとヒロインのアリステアの仲を深めて婚約破棄計画にハメようとするわけです。
我がままで傲慢な王子もヒロインのアリステアもおバカさんで、お花畑カップル。
常に何かあれば、エセリアたちうまく収めたりするので、気分よく読めます。
早く、エセリアが王太子妃からも解放されて自由になるところが見たい~。
公爵令嬢の嗜み
タイトルに悪役令嬢とはありませんが、主人公・アイリスは悪役令嬢扱いですね。
ストーリーは、彼女が婚約破棄シーンの最中に前世の記憶を思い出し、自分がゲームの悪役令嬢だということに気づくところから始まります。
その後なんとかうまく切り抜けたアイリスは、学園を追い出されはしたものの、最悪の辞退を逃れることができます。そして、領地に戻って謹慎しつつ、領主代行の地位をもらって領地を発展させていくのがメインストーリーとなります。
アイリスに救われたことで絶対的な忠誠を誓っている人達と、次々と新たな事業を起こしていいく様子はすごく面白いですね。しかも、そこに第一王子と第二王子の派閥争いも絡んでくるため、ストーリー重視の方に特におすすめです。
アイリスを悪役令嬢と信じて断罪に加わった人たちも、ストーリーが進むにつれて一人ずつ事実を知って後悔することに…
ただギャフンとするのではなく、彼らが変わっていく様子もじっくり描かれているので見どころになっています。
特に、アイリスの実の弟であるベルンの変化は必見です。
婚約破棄の悪意は娼館からお返しします
社交界の薔薇と呼ばれた公爵令嬢・シャロンは、王太子・アンドリューから悪役令嬢として婚約破棄されたうえに、拉致されて娼館に売られそうになります。
彼女は、このままでは終われないと、家に帰らずそのまま娼館で働くことに…
そして、シャロンのプロデュースにより、娼館はまるで別の店に生まれ変わったように変化して人気店となりました。
まず面白いのは、この部分ですね。
とにかくシャロンがたくましい!!娼館という縁のなかった仕事を、持っている知識で変えていく様子が前半の見どころと言えるでしょう。
そこに現れるのが、シャロンの初恋の人で、娼館のある領の領主の息子・トラヴィス。
彼との恋のお話にもなるのだけど、それと同時に大きな事件が明るみになっていきます。
シャロンも、実は最初から色々と気づいていて、ついに真相がわかった!!というところで1巻は終了です。
次巻からは、華麗に反撃!となるので、ここからもまた面白いですよ。
追放悪役令嬢の旦那様
公爵令嬢・エラーナは、王太子・アルファルドに突き飛ばされ、婚約破棄されてしまいます。そのことを事前に知っていたのは、伯爵家令息のユーフラン。
彼は、友人であるアルファルドから「聖なる輝き」を持つ守護竜の愛子・リファナを婚約者にしたいために、エラーナを押し付けてきたのです。
そして、何も悪いことをしていないエラーナは、冤罪をかけられたうえにユーフランと結婚し、国外へ追放されることに…
この出だし部分を読んだ時は、リファナやアルファルドは最悪だな…なんてムカッとしていたんですけど、ストーリーが進むにつれてどうでもよくなってきました。
というのも、エラーナはもともと日本人の転生者なので、めちゃくちゃたくましい!!
貴族令嬢だったのに、針仕事はするわ、料理は作れるわ…
もともと経営戦略を担当していたこともあって、商売根性がすごい!!
そして、ユーフランは天才的な発明家で、しかもこっそりエラーナに恋していたこともあって、ふたりはどんどんいい相棒になっていきます。まだまだ夫婦って感じはしませんけどね。
エラーナのためにエラーナの欲しいものだけを作っていけることを喜ぶユーフラン。
そして彼が作ってくれたものを、見事な交渉力で売り、彼の才能の本当の価値を証明していくエラーナ。
ふたりの良い関係はもちろん、どんどん貴族令嬢らしさがなくなっていくエラーナが可愛いくていいですね。
勿論、慰謝料請求いたします
この作品もタイトルに悪役令嬢とはありませんが、伯爵令嬢のユリアスが侯爵家の嫡子から婚約破棄を要求されるシーンからスタートします。
ユリアスはすでに実業家として活動していて、自分たちが手掛けた娯楽本が預言書になっていることに気づきます。そして、このままだと自分は婚約破棄をされて悪役令嬢として断罪されること知り…
好きでもなかった相手なので婚約破棄は痛くも痒くもないユリアスでしたが、しっかり慰謝料を請求しようと証拠集めを始めたりするんですよ。
彼女のキャラがすごくいいですね。
したたかでお金儲けが大好きだったりして…
そして、預言書に登場する王子やユリアスの兄も、預言書通りに物事が進むと困るので、お互い協力しあうようになるんだけど…
王子が王子なのに振り回されている様子がこれまたいいです。
ユリアスを中心に、おバカな侯爵親子や預言書通りになると信じているヒロインをギャフンとさせる準備が着々と進められていきます。
楽しく笑える漫画が読みたい方におすすめ!
悪役令嬢なのでラスボスを飼ってみました
この作品のコミカライズは、3巻で完了しています。
アニメ化も決定!!
悪役令嬢のアイリーンは、王子から婚約破棄をされた瞬間に前世の記憶を取り戻します。
そして数カ月後のエンディングまでに何らかの手を打たないと雑な死に方をするため、王子の異母兄でありラスボスの魔王クロードを攻略しようとするわけです。
この作品の面白いところは、ギャフンというよりも、アイリーンによって多くの人達が救われていくことでしょうね。
めっちゃいい人なんですよ、彼女は。
当然ながら、自分が助かるためにがんばっているのだけど、彼女の行動は魔王クロードはじめ、周りの人や魔物を救っていくんです。
おちゃめでお転婆で破天荒なアイリーンに振り回されるクロードも必見です。
乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…
この作品もアニメ化されましたね。
悪役令嬢もので、ここまで令嬢らしくない主人公は見たことがないですね。
めちゃくちゃかわいい!!
公爵令嬢だというのに、木登りしたり、落としたお菓子を3秒ルールだと言って食べたり…土魔法を鍛えるためにと自分で畑を作って耕し、内緒で学園内にまで畑を作ってしまうほど!!
公爵令嬢らしい行動はゼロで、前世で猿と言われたままの彼女のままなんです。
ストーリーの基本は王道ではあります。
子供の時に、頭を強く打って前世の記憶を取り戻したカタリナは、乙女ゲームの悪役令嬢であることを思い出し、王道パターンのように破滅エンド回避のために作戦を立てて行動するんです。
だけど、彼女の破天荒な行動は、悪役令嬢どころか周りの誰をも惹きつける結果に…
なのに、本人はすっごい鈍感だからまったく気づきません。
私はコミカライズ作品を読んでいるだけで原作小説は知らないけれど、かなり面白い作品です。
アニメ化された作品も見ましたけど…
う~~~ん…彼女の魅力を感じられませんでした。
ぜひ、漫画を読んでほしいです。
悪役令嬢転生おじさん
やばっ!!(笑)
もうすっごく好きなんだけど…(笑)
タイトルを見てわかるように、52歳のおじさんが悪役令嬢に転生しちゃうお話。
このおじさん・グレイス=憲三郎が、まさに昭和かよ!!って感じの、眼鏡でバーコードヘアなんだけど、すっごく可愛い!!見た目は全然かわいくないのに、どんどん可愛く見えてきます。
悪役令嬢として転生したのだから、悪役らしく振る舞おうとするものの、長い経験から得た常識とかマナー・親目線の気持ちになってしまうことから、どうしてもいい人になっちゃうんです。
そして、おじさんだからこその描写がまた面白い♪
名前を覚えられなかったり、物忘れがひどかったり…
それに、憲三郎がおじさんらしい行動をしても、それが悪役令嬢らしく優雅な態度に自動変換されるので、その違いが笑える!
さらに、もろに昭和ならではのものが出てくるので、同年代の私にはツボですね。
また、娘に乙女ゲームの話を聞いていたこともあって、おじさんでありながら中途半端に若者知識があるのも笑えます。
途中からは、リアル世界の娘が父親がグレイスになっていることに気づきます。さすが娘…
そして母親と一緒に応援したり、見守っているのがまた笑える!!
自称悪役令嬢な婚約者の観察記録。
メインストーリーは、6巻で完結しました。
そして、番外編などが配信されています。
ざっくりまとめると、とっても可愛いお話。
最初の方は、立派な悪役令嬢になるのだと言っているわりにいい子すぎてハチャメチャな侯爵令嬢バーティアと、完全無欠の王太子セシルとのやり取りが面白いほのぼのモードで話が進みます。
対照的でまったくタイプの違うふたりだからこそ、うまく噛み合う感じがいいんですよ!!
ところが、だんだん巻が進むにつれて、バーティアが悪役令嬢になろうとしていた理由がわかってくるような内容になり、ホロッと涙が出るような奥深いストーリーになっていくんですよ。
すっごく内容が面白いし大好きです。
それに、絵も好きですね~。
王太子セシルがかっこよすぎる!
単行本化される前の無料配信でマメにチェックして読んでいますが、これはぜひ読んでほしい作品です。
私は悪役令嬢なんかじゃないっ!!闇使いだからって必ずしも悪役だと思うなよ
この作品は、3巻で完結です。
不幸な経験しかしたことのない主人公・クローディアが、破滅エンドを回避しようとがんばっていくうちに、少しずつ幸せになっていく様子がとても見どころがあって好きです。
彼女は、前世でもまったくもってド不幸だったんですよ。
そして、彼女を守ろうと加護をくれたのが闇の精霊王だったため、転生したあともずっと周りから恐れられて孤独な生活…
そんな生活の中で、彼女のことを最初から怖がらずに普通の人として接する人たちや、彼女と接したことで彼女の本質を見抜く人たち。
それに対して、彼女の本質を知ろうともせずに、闇の精霊王に恐れる人や、噂を鵜呑みにして見下す人など、人間的にどうよって人もいっぱい。
特に、両親は最悪ですね。
よくある極悪人キャラならまだしも、普通の善人でありながら娘をまったく信じられないとか、弱すぎる!
結果的に、彼らが一番クローディアを苦しめています。
まさに、リアルな人間模様を見ているような感じ。
普通の人以上に、人として立派なクローディアがだんだん心を開いて変わっていく様子と、彼女に対するリアルな人の態度の変化が面白いです。
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以上、漫画「【悪役令嬢】漫画が面白い!おすすめコミックを厳選してみた!」でした。最後までご覧いただきありがとうございました。