ピアノの森(漫画)12巻のあらすじ・感想ネタバレ!勝ち負けに執着

ピアノの森

漫画「ピアノの森」12巻のあらすじや感想(ネタバレ注意)をまとめました!

ピアノの森 12巻

ショパンコンクール参加に必要な紹介状を手に入れたカイと、現地でも嫌われている修平の様子と焦りが描かれている巻です。

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「ピアノの森」12巻のあらすじ

コンクールの演奏中、弦が切れたことでアレンジして弾いてしまった一ノ瀬海(カイ)。そのため、コンクールでは評価されないと誰もが思いましたが、結果は違ったものでした。

1位 該当者なし

その代わりに、これまで一度も選ばれる者がいなかったソリスト賞をカイが受賞します。
そして、この後の音楽祭でM響との協奏曲を演奏することになります。

今回の指揮者は、飛び入りで参加してくれた指揮者もつとめる世界で有名なピアニストのジャン=ジャック・セロー。

セローは、阿字野がカイに会わせるために呼んでいたのです。

世界のセローの指揮で、M響とのコンチェルトを最高の出来で演奏したカイは、セローにショパンコンクール参加に必要な紹介状を書いてもらうことになるのです。

それを偶然知ってしまった雨宮洋一郎は…

「ピアノの森」12巻の感想(ネタバレ注意)

ピアノの森 12巻
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この巻は、結構速い展開で話が進んでいきますね。

佐賀先生と司馬先生は、なんでずっとコンクールに出ていなかったカイが、特に権威があるわけでもないソリストコンクールに出場させたのかがわかりませんでした。

でも、佐賀先生はコンチェルトが始まってすぐ気づくんです。阿字野はセローにカイを会わせたかったんだと。なかなかするどい(笑)

今までそれほど目立ったことをしてこなかった阿字野が、実はすごく色々と考えて動いていること・カイの不利になることはしないように気を使っていることなどがすごくよくわかる内容でした。

ほんの一コマだけど、カイと亜理沙を連れて海にも行ってるんですよね。

海というのがすごい重要。
森の端から出れない玲子は、ずっと見たこともない海に憧れていて、カイの名前にこの「海」とつけてますから、カイにとっても、海を見るということはすごいことだったと思うんですよ。

そして今回は、初めてふたりでセローのピアノコンサートを観に行きます。今まではチケットだけ渡されて、カイはひとりで見に行っていたのですが…

無意識に動いている阿字野の指。
自分でピアノを弾きたがっているのだとわかったカイの気持ちは複雑です。この第12巻では、ただのシーンだけですが、この様子は最終巻の内容に大きく関わってくるので注目です。

阿字野とセローをバックにつけ、1年後のショパンコンクールに向けてスタートを切ったカイ。

一方、雨宮修平は、父の洋一郎がショパン・コンクールの審査員をやるかどうかでセローに相談しようとしていました。

会いに行った時、まさにセローが推薦状の下書きをしているところで、カイが1年後のショパンコンクールに出場することを知ります。

それを聞いた修平は焦ってましたね。
ギリギリの年齢で出るとは思っていなかったので、次の5年後のつもりでいたからです。

この時に、ちょっと残念って思ったのは、やっぱり「カイに勝てるか」ってすっごく意識していること。

ここまでの巻で、カイに向き合った修平は、彼を超えると決心して留学先へ戻っていきましたよね。そして同じ時に、カイは阿字野に自分を超えて、さらにその上の世界も超えろみたいなことを言われていたわけです。

ここでまたカイと修平は大きく違うことになってます。

カイは超えるということを勝ち負けには思っていないこと。
阿字野を超えるようなピアノを弾くようになりたいと思っているけど、それって相手に勝つとか負けるってことではなくて、それぐらい素晴らしいピアノの演奏をできるようになるってことなんですよね。

だから、相手と比較するわけでもなく、カイは自分磨きをするわけです。

 
でも、修平はいまだに勝った・負けたでしか見れないわけです。
う~~ん…残念。

モーツァルト学生コンクールで優勝したり、定期演奏会のソリストに選ばれるなど、スランプを抜けたら敵なしという状態。そして、日本からの取材を次々受けているほどマスコミにも注目されている修平。

でもそれは、ただ表面的な技術力がアップしただけのことで、内面はさほど変わっていなくて残念と思うのは私だけでしょうか?

私がそう思ってしまうのは、カイが出場する話を聞いたときもそうなんだけど、その後の予選が始まってからの態度。

今度は、無視かよ…ってことがあるし、カイが緊張して困った時にフォローしてくれたんだけど、それもカイのためじゃなくて勝負の舞台に立つ前に消えるのは許さないと思ったからだとハッキリ言います。

カイを打ち負かすためにここまで来たとも言いますし…

カイはすごく寂しそうな顔をしていましたね。
そして修平にその考え方は間違っていると言ってました。

「ピアノは誰かと勝負するもんじゃない…勝負すべき相手がいるとしたら自分自身だ」
「それに俺…雨宮とも誰とも勝負するつもりはないんだ」

こう言って別れた後のカイの顔が切ない…泣きそう…
予選会で会った日本人参加者に、雨宮は友達なんだって紹介したのに、無視されておまえを打ち負かすために来たと言われるわけですよ。なにこの仕打って感じ。

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カイも、見た目はそうでもなさそうにしていましたが、ほんの少しだけ反抗的な態度は示していました。

修平が握手を求めたんだけど、それだけは無視したんですよね。
それでも、公園の森でその自分の行動を後悔しちゃうんですから、かわいい人です。

一方修平は、イライラして怒ってました。
父親にそんなにイライラするなと言われるほど。

自分がライバル視しても、カイが困惑するだけでそれがとにかく腹が立つって言ってますが、それってただの八つ当たりでしょう。カイは修平どころか誰のことも敵だとは思わないんだから。

自分だって、小学生の予選会の時に、周りから色々ライバル視されても、自分が気にしてるのはカイだけだって無視してたじゃん!!自分はライバル視してくる人のことを無視してたくせに、自分は無視されると怒るのか?と言ってみたい…(笑)

このピアノには勝てないっていう思い込みから早く解放されたいと言っているのも、ただ自分が楽になりたいだけのわがままで、そのために無視したり敵視されるカイがかわいそう…

だって、カイは自分のピアノを自由に弾いているだけなんだから。

一方的に色々な感情をもたれて、そのたびに態度を変えられたら普通なら友達やめますよ。カイがいい人だから、今の関係が続いているだけなのだと思うけど。

私なら、スランプの時に突然会いにやってきて、ピアノが弾けるようになったら約束やぶって帰っちゃって、そして今度は勝負だと言い出して無視したり敵対視してくるやつのことを友達とか思えないよね。

そして、予選をお互いに通った時に、カイがお互い全力でがんばろうと手を差し出したら、今度は修平が当然だと言って無視ですよ。この間握手を無視された腹いせか?

 
もうね…
ひどいっすよ、この頃の修平は…

現地でもかなり嫌われていて、本人もまったくそれを気にしていません。
ちょっと天狗にもなってるんです。注目されすぎて。

というか、これだけ周りから評価されているのに、全くカイに勝てた気がしてないことから、注目されればされるほどイラつくのではないでしょうか?

私は今は完結まで読んでいるのでなんとも思っていませんが、初めて読んだ時にはなんだコイツ超ムカつくとか思ってました。

でも、最も困った人は父・洋一郎の方なんですけどね~。修平のこの考え方に強い影響を与えているのは洋一郎ですから。

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「ピアノの森」12巻の感想まとめ

12巻は、めっちゃ不快な気分で終わりました。

雨宮修平ファンの方がいたらすみません。
決して嫌いなキャラでもなく、メインの重要人物だと思っていますが、かなり修平にはいらつきます。

コンクールの途中まではずっとこんな感じですね。今は魔が差してる時期ですね~。本当はいい子ですから。

それにしても、徐々にコンクールで重要な人物がポロポロと登場してきて面白くなってきましたよ。

これから予選が続いて、もっと目が離せなくなっていきます。

漫画に出てきた曲の演奏を聞きたい方はこちら!
↓↓↓

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以上、漫画「ピアノの森」12巻のあらすじや感想ネタバレでした。最後までご覧いただきありがとうございました。

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