昭和元禄落語心中(漫画)4巻のあらすじ・感想ネタバレ!小夏登場

昭和元禄落語心中

昭和元禄落語心中(漫画)4巻のあらすじや感想(ネタバレ注意)をまとめました!

昭和元禄落語心中 4巻

波紋された与太郎は、菊比古がいくら言っても自分は間違っていないと謝って戻ろうとはしません。そして、みよ吉との間に子供ができて東京に行ってしまい…

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「昭和元禄落語心中」4巻のあらすじ

真打としてどんどん人気があがっていく菊比古ですが、それに対して助六はどんどん落語界から離れていきます。

菊比古は、助六と師匠がなんの理由で喧嘩したのかは知りませんが、助六から折れて謝って戻ってこいと言います。しかし、助六は自分は間違っていないと決して折れようとはしません。

その後、みよ吉はお店のお金を持って姿を消してしまったとお栄から聞いた菊比古。帰宅すると家の前で助六が、みよ吉との間に子供ができたから東京を離れるとお別れを言いに来ていました。

落語はどうするんだと問い詰める菊比古に対し、本音を言う助六…

ずっとずっと憧れて助六の背中を見てきた菊比古は、彼にたいしてコンプレックスや焦りを常に持って辛い思いをしてきました。
しかし、助六もまた同じ思いをしていたとは…

助六が目の前からいなくなり、7代目師匠も亡くなってしまった時、菊比古は正真正銘ひとりになったと思います。そして彼は、助六に会いに行くことに…
行った先でまず出会ったのは、ソバ屋で落語をしている少女・小夏でした。

「昭和元禄落語心中」4巻の感想(ネタバレ注意)

昭和元禄落語心中 4巻
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助六が破門されて東京から離れてしまってからの菊比古は、かなり愛想が悪くなったという印象です。まぁ、もともと愛想はないと自分でもわかっているほどでしたが、本当に一部の人にしか心を開かなくなったという感じです。

雑誌の取材への対応も冷めているし、親子会の時に弟子入りしたいと言ってきた学生に対する冷たい視線…後々この学生は八雲になった菊比古や与太郎と大きく関わっていくことになりますが、本人もこの時のことを言うほどでした。

この冷たさは、現在与太郎と小夏に話をしている8代目八雲と同じで、菊比古はここで大きく変わったんだな~と思いました。

孤独なんですよ。
眼の前から助六がなくなったことで、自分の中で追いかける目標がいなくなり、自分の落語ができればいいと固執しているように見えます。

あとは、戦争が間に入ったことで、助六と菊比古の年代の落語家は少なく、ズドンと自分自身に落語界を守っていくプレッシャーなどもかかってきたというのもあるでしょう。

助六と一緒に落語界の将来を約束していた彼は、助六が戻ってくるのをまだ諦めていない…
だけど、放っておいたらいつまでたっても助六は戻ってこないに違いない…
そんなイラつきもあったのではないでしょうかね?

助六は、今までとにかく自分勝手な行動が目につくひとだったけど、菊比古に対してコンプレックスがあったという本音を話した時に、彼の今までの行動が違う感じに思えてきました。

彼は、愛されたかったんですね。
ここもまた対照的。

菊比古は、落語をやりたいのに自由にやらせてもらえなかった…
それが助六との差を感じさせる焦りの原因でした。
知人から預かった子という手前、学校に行かされたりして、彼からすればそれは縛りだったわけです。

ところが、助六はその様子を大切にされて可愛がられていると思っていたわけですね。
自分は所詮野良猫と同じだから、菊比古とは同じ対応はしてもらえないのだと…

みよ吉とふたりの関係を見ていてもわかるように、仕事と恋愛どっちをとるかとなった場合に、菊比古は恋愛をきっぱり捨てても仕事をとるけど、助六は恋愛も捨てられないタイプ。
そんな性格が対象的なふたりだからこそ、お互いの環境も逆であれば、何かが変わっていたのかもしれませんね。

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中盤からは、助六に会いに行ったお話になりますが、まぁ助六もみよ吉もまるで子供じゃん!!
自分のことばっかりで、子供のことなんてまったく考えてない!!

前半を「菊比古は変わったな~~」と思いながら読んでいたので、「こいつら何やってんの???」とかなりイラッとしました。

借金作ったくせに働かない助六に、子供をほったらかしにして別の男といるみよ吉。
ふたりとも、結局は自分の大切なものを捨てきれずに、いつまでもウダウダやっているんですよ。

助六は情に厚いから、確かにみよ吉のことも放っておけずに一緒に田舎に来たんでしょうが、一番の落語をやりたいくせにみよ吉に嫌がられるからやりません。

忘れられないくせに忘れようとするから、何もやる気にならず子供に迷惑をかけっぱなし。
大切に可愛いと思っていたって、行動してしっかり親をやっていかないとダメなんだよ!!とつっこみたい。

それに対してみよ吉は、助六と子供まで作っておきながら、ずっと菊比古のことを忘れることができません。

最後に、落語会をやるチラシを見て、この土地に菊比古が来ていると知った時のみよ吉…
泣くんですよ。
やっと来てくれたとか言って…

来てくれると思っていたわけ!?ってびっくりしたんだけど、かわいそうな人だよな~とも思いました。だって、菊比古はみよ吉のことを確かに愛してはいたものの、落語と助六が彼にとっては一番なわけです。

別れた原因は師匠に別れろと言われたことがきっかけで、その師匠も今はもういません。
でも、助六との間に子供までいて、菊比古が今更彼女と一緒になるかというと、考えられませんね。
別れるとあの時覚悟して、結婚はもうしないって断言していましたし。

それにそもそも、落語より自分を一番にしてほしい彼女とは合わないでしょう。

そんなことはみよ吉もわかっているはずなんですよ。
でも、恋のことしか考えれない彼女は、母親にもなれずにいつまでも女でしかいられないんですね。

 
可愛そうな人…
でも、私は嫌いだけどね~~。

子供は親を選べないから、生むだけ生んで母親を捨てて女になるとか許せないと思うから。

みよ吉がいない状態で、助六・小夏と3人で過ごしている様子は、なんだか今までの中で一番幸せそう…

でも次巻では、この幸せも長くは続かず大きな事件が起こってしまいます。

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「昭和元禄落語心中」4巻の感想まとめ

どうしても、菊比古に気持ちが偏ってしまうような内容でした。

魅力があるキャラと言えば、助六・みよ吉と思う方は多いかもしれないけど、どうしてもこの時代に近い世代を生きてきた私からすると、イライラしてしまうキャラなんですよ。

男は偉くて女は一歩下がって…ということがまだまだ多かった時代で、世間体とか親の言うことは絶対という時代でしたからね…

こんなふうに自分の自由に生きてきて羨ましいわ~と思う反面、人に迷惑をかけるなよと思ってしまいます。

でも、こういうイラつくという点が、まさにリアルにつながっているわけで、漫画のストーリー的には奥が深いです。漫画だからね…とは思えないリアルさ。

次巻はかなりすごいことになるはずなので、楽しみですね。

以上、漫画「昭和元禄落語心中」のあらすじや感想ネタバレでした。最後までご覧いただきありがとうございました。

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