漫画「ピアノの森」6巻のあらすじや感想(ネタバレ注意)をまとめました！
雨宮修平は東京に戻ってしまい、森のピアノもどんどん壊れていって…
そして、森のピアノが、カミナリが落ちたために燃えてしまった！
「ピアノの森」6巻のあらすじ
ピアノコンクールの結果が発表されて取り引きは終了。
カイは森のピアノが弾ければ満足だとゴキゲンだと言って、世界へ行こうという阿字野の声かけを断ります。
普通の生活に戻れると思っていたカイでしたが、そう上手くはいきませんでした。
まずは、雨宮修平が東京に戻ってしまうこと。
ピアノコンクールの本選で日本一になることを約束をして、お別れすることになってしまいます。その後、カイと修平会うのは、5年後になります。
そしてもうひとつ…
森のピアノは徐々に壊れていき、最後にはカミナリが落ちて完全になくなってしまうのです。
カイがピアノを自由に弾けずにイライラしていた頃、雨宮修平と丸山誉子は本選に挑んでいました。
予選の時と同じように、完璧に弾きこなす修平。
それに対して誉子は、予選の時とはまるで違う演奏をしたのです。
「ピアノの森」6巻の感想(ネタバレ注意)
この巻では、別れがテーマになっていたように思えます。
修平との別れと、森のピアノとの別れ。
別れは寂しいですね。
カイからすれば、初めてピアノの話を一緒にできた友達でしたから、かけがえのない親友だと思っていたのは間違いありません。
修平にとっても、色々と思うところがあったはず。
転校前に、阿字野と話していた時に、「キミは一ノ瀬が生まれて初めて出逢った同志だからね」って言われ、何とも言えない顔をしていました。それは、そう言われる前に、とても勝てないライバルだから逃げたい…だから離れてホッとしていると思っていたからです。
一緒にいるのが怖い。勝てる気がしない。
そんな風にカイのことを思ってしまう修平。でも、彼もまた一緒に高いレベルのピアノの話ができる唯一の同志がカイだったので、とても大切な存在だったんですよね。
ピアノコンクールの本選が始まって、修平が言うセリフが好きでした。
ピアノの神様はカイを選び、コンクールの神様はきっと自分を選ぶだろうっていう内容です。
いくら感動させたって、コンクールで選ばれなければ次に弾くチャンスを得られない…それがカイの現状そのもの。
そして、いくらコンクールで優勝したって、一度カイの演奏を聞いてしまった人は、彼にみんな魅了されてしまう…完璧に弾いてもさらにその上にいかれてしまう修正の苦悩。
特に修平は、ずっと自分の演奏に悩むことになっていきます。そしてカイのようにピアノの神様に選ばれるような演奏を弾くことが出来た時に、彼はぐっと成長するわけです。
丸山誉子は、あの予選が嘘のように、とてもたくましくなっています。それはピアノの演奏にも大きく影響していて、自分の一番のピアノを弾くことができました。
彼女のピアノ演奏を聞いて、修平はカイがいないのにも関わらず、とても不安に…
それは、彼女もまた修平には持っていないものを持つことができたから。
彼女は、修平のようにミスしない演奏もできるほどの知識と技術を持ちながら、あえてミスにこだわらず自分のピアノを弾くわけです。
まるで誉子は、ピアノの神様に愛されているカイと、コンクールの神様に愛されている修平の中間にいるようですね。
そして彼女のこの演奏は、彼女だからこそ審査員を動かすことができたということ。カイを認めなかったコンクールにケンカを売りに来た彼女の目標は達成されます。
審査員の佐賀先生が、めっちゃいい味だしてました(笑)
いい味だしてたというと、誉子の家族も出してましたね～～。親バカか？シスコンか？どんだけ？って思うほどほのぼのでした。
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「ピアノの森」6巻の感想まとめ
最後は、森のピアノが燃えるところで終わっているので、その後どうなるのかすっごく気になるところで終わります。
すでにその前から森のピアノの音はまともに出ていなくて、カイがピアノを弾きたいという気持ちは爆発寸前になっていたほど。それでも、やっぱり森のピアノの存在は大きくて、今度このピアノがないカイはどうなっちゃうの？って思いますね。
次回の7巻では、一番の宝物である森のピアノを失ったカイと、カイにピアノを続けさせつつ森の端から逃したい玲子との親子の絆が内容に大きく入ってきます。
そして、玲子とカイの気持ちを大切にしつつ、ピアノを続けることはできないのかと阿字野もまた悩むでしょう。
カイの運命が大きく変わっていくお話です。
漫画に出てきた曲の演奏を聞きたい方はこちら！
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以上、漫画「ピアノの森」6巻のあらすじや感想ネタバレでした。最後までご覧いただきありがとうございました。
