盾の勇者の成り上がり(漫画)7巻のあらすじ・感想ネタバレ!フィトリアの願い

盾の勇者の成り上がり

盾の勇者の成り上がり(漫画)7巻のあらすじや感想(ネタバレ注意)をまとめました!

盾の勇者の成り上がり 7巻

フィトリアが登場し、尚文に他の勇者と協力するように話をしたり、それができないならとフィーロに勝負を挑むお話。

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「盾の勇者の成り上がり」7巻のあらすじ

封印から解放されてしまったドラゴンと戦っている最中に突然現れたフィロリアルの女王フィトリア。

フィトリアは、尚文が憤怒の盾を使おうとしたのを拒み、自らドラゴンを倒してしまいます。

その後、最初の勇者が守った国でフィトリアが管理している場所へ行きます。そしてフィトリアは、愚かな争いをしている四聖勇者にあきれていることや、仲良くなって世界中の波になぜ参加しないのか問いただしてきます。

さらに「戦わないなら、盾の勇者一行には死んでもらう」と言い出して…

まったく尚文と意見が合わないフィトリアは、メルティを人質に取り、フィーロを指名しての勝負を挑んできます。

「盾の勇者の成り上がり」7巻の感想(ネタバレ注意)

盾の勇者の成り上がり 7巻
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フィトリアがドラゴンを倒したあとに、彼女が管理している国に行ったところからお話がスタートしています。出だしは和気あいあいして、フィトリアとフィーロはまるで姉妹のようだし、楽しい描写になっているんですよ。

ところが途中から険悪なムードになっていきます。

勇者に育てられたフィトリアは、その勇者に言われた通りに世界を守ろうとしています。なのに、四聖勇者たちはメルロマルクの厄災にしか参加して戦わないし、世界は危ない状況だと言うのに協力どころか勇者が無駄な争いごとばかりやっていることにかなり不満を持っています。

そして、盾の勇者である尚文が憤怒の盾を使うのも嫌なんですよね。
力は強力だけど、その代償も大きいから。
そのため、尚文に他の勇者と仲直りしろとか、憤怒の盾を使うなとか一方的に言うわけですが、当然ながらそんなのを尚文が相手にするわけがありません。

尚文からすれば、メルロマルク以外にも厄災の波があるなんて知らないし、仲良くどころか自分をハメに来るのは相手の勇者たちであって、自分から何か仕掛けたことがあるわけではないですからね。

そもそも、勝手に召喚しておいたうえに、さんざん排除するよなことをされてきたというのに、なんでそこまでやってやらなきゃいかんのかって話ですよ。
もちろんそれはフィトリアには関係ありませんが…

厄災の波の情報を知らせていないのも、最初から冤罪をきせて陥れようとしたのも、今もなおしつこく邪魔しようとしてくるのもマインや彼女に操られている国王や他の勇者たちなわけです。
そんな彼らと仲良くしろとか一方的に言われたって、聴くことができないのは当然。

フィトリアも尚文もともに間違ったことを言っていないがために、平行線でまったく話が進みません。そしてフィトリアは、メリティを人質にとって、他の勇者と和解しろと言い出します。

それができないのであれば、今の四聖勇者たちを処分して、新しい四聖を再召喚させると言うわけです。

いやいやいや…
勇者を処分するぐらいなら、マインを処分しちゃえば?
召喚したって、またどんな奴がくるのかなんてわからないのだからって思いましたね。

尚文もまた、カースシリーズを使おうとした時に阻害されてこんなことを言っています。

…あいつらが俺を貶めたからだ
ゲーム感覚で正義ヅラして自分の目をもたず
安全圏から平気で人を断罪する

そんな勇者どもが
俺に呪いの力を授けたんだ
脅すなら俺じゃない
他の奴らだ
そうだろう?

そして、自分からは絶対に頭は下げないと言うのです。

そんな尚文の態度にフィトリアは、フィーロが自分と戦って実力を認めることができたらメルティを解放すると言い出します。

そして戦うわけだけど…
やっぱり力の差は歴然で、フィトリアは強い!!

メルティは、実はフィーロに戦いを教えてたんでしょ?なんて後から言っていますが、フィトリアはマジで殺すつもりで戦っています。

そして、途中でつきあっていられないとメルティを助けようとする尚文に攻撃をしかけ、それに怒ったフィーロが実力を納得させるような攻撃をしかけます。

結局は、この攻撃によって実力を認められるのだけど、そのあとはちょっと切ないシーンになります。

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フィトリアは、ずっと長い間生きてきて、何度も勇者たちの争いごとと見てきたんですよね。
そしてその結果も見てきたわけで…

フィーロが尚文のことを大好きなように、フィトリアも自分を育ててくれた勇者のことを大好きだったはず。世界のためにも、尚文のためにも、勇者たちは力を合わせる必要がある…

フィトリアの想いが伝わり、彼女の深い想いにこたえるためにも、他の勇者たちと話をしようと決意する尚文。

 
そして、ここからがもうやばい!!
面白い!!

自分の気持を抑えて他の勇者たちと話し合おうとした尚文の目の前に現れたのは、毎度のことながら、いいように操られていることに気付いていない槍の勇者元康の暴言と攻撃的な態度。

今度は、尚文が剣の勇者・錬と弓の勇者・樹を殺したと思っています。当然ながらこれはマインが仕組んだことでしょう。

尚文に言われたことが気になって調べだしたふたりを処分して、すべて尚文のせいにしてしまおうってことです。

まぁ、この流れは今までも何度もあったことなわけですが、今回は違います。マインも含めてこの場で戦っているすべての人を殺すためのすごい攻撃・合成儀式魔法「裁き」が空から降ってきます。

間一髪、フィーロが気付いて尚文に盾を何重にも空に向けて出すように言ったから、みんなの命が助かりました。

その攻撃をしてきたのは、三勇教の教皇。
マインを裏切ったのです。

つまり三勇教は、槍・剣・弓の勇者たちがあまりにも勇者として役立たないので、偽物だからと言ってみんな揃って殺してしまい、新しい勇者も王位継承者も自分たちが用意した者に差し替えてしまおうとしているわけです。

マインは、今まで自分がやってきたことを、ごっそり今度はやられる立場になったわけで、まぁ読んでいて気分がいいですね(笑)

槍の勇者元康は、やっと自分が騙されていたことに気づくわけですが、よくそんなことを言えるなという発言をしつつ、一緒に戦い始めます。ところが…もちろん、全然役立ちません。

このあとは、笑えると言うよりも情けないというか悲しいと言うか…
自分の攻撃がまったくダメだとわかると、元康は尚文に助けてくれと言い、マインは今までのことは何かの間違いだったと仲間を見捨てて尚文に助けてもらおうとします。

最後は、錬と樹も女王の影たちに助けられていて登場。
彼らもまた、虫がいい話だとわかっていながらも、尚文に盾で守ってほしいと頼み、一緒に三勇教と戦うことになる!というとこで終わりです。

尚文は、フィトリアのことがなければどうしていたかわかりませんけど、とりあえずは状況が変わってきました。

それにしても、自分の立場がやばいとなった時の元康とマインの行動にはあきれます。ただそれが、すっごく面白いんですよね~。

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「盾の勇者の成り上がり」7巻の感想まとめ

今回のストーリーは、最後に三勇教が本性をあらわして出てくるお話でしたが、その強大な力を前にどうすればいいのかというのをフィトリアが教えてくれたようなものですね。

厄災の波はもちろん、メルロマルクではそれ以外にも奥の深い問題があって、勇者が揃って力を合わせないと勝つことができないということ。

次巻は、さらに厳しい戦いが待っています!

以上、漫画「盾の勇者の成り上がり」のあらすじや感想ネタバレでした。最後までご覧いただきありがとうございました。

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